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Host Story

親善大使になったつもりで
日本と大阪の良さを伝えたい。

大阪府 Makoさん(女性/販売代理業)

2016年8月16日取材

Makoさんは、今年の4月からAirbnb(エアビーアンドビー)を開始したばかりの新米ホスト。別の場所で暮らす息子さんの勧めで、部屋が余っている自宅を有効利用するために始めたという。

「本当に自分ができるのか不安だったのですが、最初に予約が入った時はやはりうれしかったですね。はじめは気軽に来て頂けるようにと、料金設定を下げ、できるだけ多くのゲストを迎え入れたいと考えていました。でも、数が増えてしまうと密なコミュニケーションが取れなくなってしまう。私はあまり英語が得意ではないのですが、下手でも話す機会をたくさん設けられれば、ゲストも段々と心を開いてくれます。なので、今は数を減らし、ゲストひとりひとりを大切にするようにしています」。

Makoさんのリスティングは関西空港から約1時間かかる場所にある。遠方までわざわざ足を運んでくれた喜びをMakoさんは目いっぱいのおもてなしや、おいしい食事で表現する。それは誰に対してもそうなのだろう。事細かに、そして嬉しそうにゲストとの思い出を話すMakoさんの様子からそのことがうかがえた。

旅における宿泊先は、ただ寝泊りをすること以上の意味をもつ。大きな期待を胸に訪れた土地、その土地柄や人柄は興奮が少し冷めた瞬間、つまり憩いの場である宿泊先でこそ分かると思うのだ。

ゲストの中にははじめて日本に訪れ、はじめて関西空港を降りる人もいる。Makoさんのおもてなしはそんなゲストの旅を彩る重要なエッセンスになっているはずだ。「まるで親善大使になった気分」。自らの姿勢をそう例えるMakoさんは、ホストを全うし、日本、大阪の良さを伝える役目を果たしている。

ゲストのための観光資料、ルートマップは自ら赴き精査するMakoさん

ゲストのための観光資料、ルートマップがたくさん用意している。ただ、情報だけに頼るのではなく自ら赴き精査するのがMakoさんの流儀だ。

寝泊りする和室には女性らしいセレクトの家具があるMakoさんのリスティング

寝泊りするスペースには女性らしいセレクトの家具が飾られている。この和室に加え、洋室も2部屋掲載している。掃除は念入りに行っているそうで、常に泊まる側の気持ちに立つようにしているとMakoさん。

手作りの庭に囲まれたテラスでゲストとグリーンティーを楽しむこともあるMakoさんのリスティング

玄関の右手にある手作りの庭に囲まれたテラスで、パラソル、テーブル、チェアを広げゲストと共にグリーンティーを楽しむこともあるそう。

散歩に出かけるゲストにおにぎりを手渡すこともあるMakoさんのリスティング

おいしくて健康的な食事を提供したいというMakoさんは、料理に特に注力している。散歩に出かけるゲストに、おにぎりを手渡すこともあるとのこと。

ゲストに着物、浴衣の着付け、髪結いをしてあげることもあるMakoさんのリスティング

リスティングのそばに住んでいる義理のお姉さん(左)に手伝ってもらい、ゲストに着物、浴衣の着付け、髪結いをしてあげることもあるそうだ。日本好きのゲストには嬉しい心遣い。

Makoさんのリスティングに近い、北信太駅周辺は居酒屋や喫茶店が立ち並ぶ

JR関西空港線とJR阪和線を乗り継ぐと、最寄りの北信太駅に辿り着く。駅周辺にはこじんまりとした居酒屋や喫茶店が立ち並ぶ。

Makoさんのおすすめスポット

  • さをりの森

    さをりの森

    リスティングから車で13分ほどの場所にある、さをり織りという織物の体験ができる場所。さをり織りとは、手織りならではの捩れを美とし、織る人の感性を良しとする、ルールにとらわれない自由な織物。「英語で対応して頂けるので、ゲストでも安心して体験できます」。

    住所:大阪府和泉市室堂町613-1
    TEL:06-6376-0410

  • 花菜(和泉本店)

    花菜(和泉本店)

    大阪府和泉市の南部、高塚山の中腹あたりの木々に囲まれた場所にぽつんと存在するレストラン。「家から車で約40分はかかってしまうのですが、和泉市をドライブしながら案内する時にお勧めしています。特に石窯パンが美味しいですよ」。

    住所:大阪府和泉市春木川町97-1
    TEL:0725-54-3088

  • 佐竹ガラス

    佐竹ガラス

    昭和初期より様々なガラス細工をつくり販売している工場兼店舗。設立当時から姿を変えず残されている、入母屋造瓦葺きの木造建築も一見の価値ありだ。「工場見学だけでなく、とんぼ玉(穴の開いたガラス玉)体験もできます」。

    住所:大阪府和泉市幸2-11-30
    TEL:0725-41-0146

Makoさんへ質問

  • ホストをはじめたきっかけは何ですか?

    子供が2人いて、どちらも離れた場所に暮らしているんです。息子がAirbnb(エアビーアンドビー)のことを知っていて、ある時、部屋が余っているからリスティングとして使ったら良いじゃないかと勧めてくれたのがきっかけです。最初は英会話のレッスン程度に考えていたのですが、ゲストをもてなす楽しみを覚えてからは、特にやりがいを感じるようになりましたね。

  • 「ホストになってよかった!」と思う瞬間は?

    また来たいと言って頂けることに尽きますね。ゲストとしてだけでなく、長いお付き合いができるお友達になれればと思っています。

  • ゲストとのエピソードを教えてください。

    今まで利用して下さった皆さんが特別な存在なので、誰かが特に印象深いというのはないですね。天ぷらを皆で揚げて食べたり、ヨガを一緒にしたり、習字の体験をしてもらったり。この数カ月でたくさんの思い出が作れています。

  • これからホストになる方へのメッセージをお願いします。

    私は今、55歳なのですが、知らないことが山ほどあります。ホストをすることは新しい発見をもらえるチャンス。ゲストと話をするとどんどん興味が膨らんでいくんです。出会いは夢のはじまり。それが私のモットーです。

  • この記事は住宅宿泊事業法施行前の2018年6月14日以前の記事となります。
    法令がどのように適用されるかについては、個別に法律の専門家や最寄りの地方自治体の窓口等にご相談頂きますようお願いします。

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