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Host Story

ゲストが抱く“Why?”を解消する
神戸にある温かな窓口。

兵庫県 Junkoさん(女性/主婦)

2016年9月18日取材

今回のリスティングは神戸市垂水区にある。最寄りの舞子駅を出て、付近にある舞子公園から海を臨むと、本島と淡路島を繋ぐ明石海峡大橋がかかり、晴れた日には左手の先に和歌山、右手に香川の小豆島を眺めることができる風光明媚な景色が広がる。昨今、香港~高松間の航空券が格安で買えるようになり、高松から神戸まで送迎バスが運行されているため、「この土地はベストハブになっています」と、Junkoさんの旦那さんのShinjiさんは語る。

アクティブで人のお世話をすることが大好き。何かを頼まれると応えずにはいられないと言うJunkoさん、Shinjiさんご夫妻。お二人の性格を表現するならば、明朗快活という言葉に尽きる。先の舞子駅周辺の特徴は、Junkoさんの手引きによって教えてもらった内容だ。

「神戸は日本人にとってはポピュラーな街なのですが、外国の方々にとってはコウベビーフくらいのイメージしかもたれていなくて、関西や四国にまわった“ついで”に寄るというのが現状です。でも、せっかく寄ってくれたのだから、神戸の良さをきちんと伝えたいですし、目いっぱい楽しんでいって欲しいんです」。

Junkoさんがホストをはじめたのは約1年前。それを機に自分が住む土地のことを改めて勉強するようになり、そのレベルはもはや生き字引と言ってもいいくらいだ。Junkoさんは、ゲストが日本、神戸に抱くすべての“Why?”を解消したいと願う。

外での案内が終わりリスティングに戻ると、料理教室やアトリエを持つくらいに本腰を入れて取り組んでいるテキスタイルワークの講座が開かれる。そんなJunkoさんの元にリピーターのゲストたちは「ただいま!」と言って帰ってくるそうだ。Junkoさんのリスティングは神戸の窓口であり、第二のホームとなっている。

ゲストのためのロフトつきの宿泊スペースは清潔感のある空間

ロフトつきの宿泊スペースは清潔感のある空間。Junkoさんが自作したと言う、和柄のテキスタイルを用いたランプシェードがアクセントになっている。

料理が趣味で、以前はカフェを運営していたこともあったJunkoさん

料理が趣味で、以前はカフェを運営していたこともあったJunkoさん。「またカフェをやろうかなとも思っているんですが、自宅でゲストと料理をしている方が断然楽しいんです」。

テキスタイルを使った家具などのリメイクをライフワークのひとつとしているJunkoさん

多趣味なJunkoさんは、テキスタイルを使った家具などのリメイクをライフワークのひとつとしている。こちらも作り方をゲストに教えることがあり、人気を集めている。

舞子公園でゲストと共に朝食を摂ることがあるJunkoさん

“セカンドダイニング”と呼んでいる舞子公園にある屋根つきのテーブル&チェア。晴れの日は、この場所でゲストと共に朝食を摂ることがあると言う。

Junkoさんご夫妻のマスコット、愛犬Max

いつも行動を共にするJunkoさんご夫妻のマスコット、愛犬Max。現在の自宅に移り住んだのは、Maxを飼いはじめたことがきっかけだったそうだ。

ゲストから届いた日本の印象をまとめたメール回答用紙とお土産の品々

現在、ある香港のゲストと共に、Junkoさんがつくる朝食をまとめた本をつくっている最中だと言う。それにあたり、これまでJunkoさんの元に訪れたゲストから届いた日本の印象をまとめている。写真はそのメール回答用紙とゲストからもらったお土産の品々。

Junkoさんのおすすめスポット

  • 舞子公園

    舞子公園

    淡路島などを臨むことができる広い芝を有する公園。写真下部にある夢レンズと呼ばれるグレーのオブジェの穴を覗くと、明石海峡大橋と淡路島がベストな構図になる。「舞子公園をゲストとの待ち合わせ場所にすることもあって、落ち合ったら車で色んなところに案内するというのがお馴染みのコース。この近くにはオーシャンビューが臨める温泉やアウトレットモールもありますよ」。

  • たなか屋

    たなか屋

    こちらはShinjiさんお勧めのスポット。明石の海で獲れた新鮮な魚介類を扱う魚屋が並ぶ、魚の棚(と書いて「うおんたな」と読む)と呼ばれるアーケードの一角にある。「全国各地の名酒を扱う酒屋でありながら、奥はそのお酒を試飲することができる隠れ家的な立ち飲み屋でもあるんです。おつまみも充実しています」。

    住所:兵庫県明石市本町1-1-13
    TEL:078-912-2218

  • 明石焼きゴ

    明石焼きゴ

    Junkoさんは「100軒以上まわって食べ比べた」と言うほどの明石焼き(正式名称は玉子焼き)通。ゴの明石焼きは歯ごたえのある明石蛸と出汁が特に美味で、15個600円という格安プライスも嬉しい。「ゲストはその土地ならではのものを求めますから、その時は明石焼きをお勧めすることもあります」。

    住所:兵庫県明石市本町2-1-4 熊本ビル1F
    TEL:078-913-8205

Junkoさんへ質問

  • ホストをはじめたきっかけは何ですか?

    10年前キャメロン・ディアスが主演の映画『ホリディ』を見て、将来、色んな国の家を借りて長期の旅がしたいと思っていたんです。昨年の夏、アメリカの友人が遊びに来た際に『ホリディ』の話題になり、お互いの友人の家を貸し借りするネットワークを構築しよう!という話で盛り上がりました。そこで参考になるサイトを探していたところAirbnb(エアビーアンドビー)に出会い、創設者の方のストーリーに感動して即、登録しました。

  • 「ホストになってよかった!」と思う瞬間は?

    ホスティングをするようになって、自分が抱いていた海外の人に対する思い込みが誤りであることに気づきました。多種多様で多才なゲストから学ぶべきことは計り知れないですね。以前より、もっと人が好きになりました。それから掃除の仕方が変わったことも大きいですね。今まで気づかなかった細かな場所も気になって、両手足に雑巾を持っているような状態になることもしばしばです(笑)。

  • ゲストとのエピソードを教えてください。

    以前、一人旅で来た青年が一週間ステイしたことがあったんです。毎日、朝晩食事を共にし、買い物や犬の散歩に出かけたりと、その一週間をじっくりと過ごしました。帰国当日、成田空港から「自分は一人っ子で両親は離婚し、日本に来てはじめて家族の温かさを味わった。やさしく、友達のように気さくに接してくれたJunkoさんとShinjiさんとの時間が日本での一番の思い出」という長文のお礼メールが届いたんです。ゲストとの思い出は全部覚えていますが、これは特に印象深いエピソードですね。

  • これからホストになる方へのメッセージをお願いします。

    ゲストが求めるものは、清潔さと心地良さだと思うんです。国籍、人種を越え、相手とフェアに向き合い、彼らを尊重する気持ちこそおもてなしなのだと、ゲストは気づかせてくれました。Airbnb(エアビーアンドビー)なら、ゲストを受け入れる前にメッセージやレビューでパーソナリティを知ることができるので安心ですし、ゲストからのメールを開ける時のワクワク感や実際に会った時の感動を是非楽しんで欲しいです。

  • この記事は住宅宿泊事業法施行前の2018年6月14日以前の記事となります。
    法令がどのように適用されるかについては、個別に法律の専門家や最寄りの地方自治体の窓口等にご相談頂きますようお願いします。

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