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Airbnbが、“旅先の食材で作る「料理」を通じてローカルを体験する”
もうひとつの旅の楽しみ方を提案
- 2017年11月15日
旅先でその土地の食を堪能することは、この上ない旅の醍醐味。レストランやホテルなどで楽しむ料理はもちろん、地元の市場やスーパーへ出向いて、現地の食文化にふれることで、旅はさらに楽しくなる。今回、Airbnbは「旅先での料理を通じて、地域との交流を楽しんでほしい」という思いから、料理家のコウ・ケンテツ氏（以下、コウ氏）とパートナーシップを結び、2017年10月12日（木）に旅先で簡単に作れる「旅ごはん」の3つのレシピを公開。同日には、神奈川県鎌倉市にてコウ氏を招いたメディアイベントを実施し、考案されたレシピを披露するクッキングショーも開催した。「旅先での外食もよいですが、自分たちで市場へ行き、食材を選んで料理を作って食べるという、もうひとつの旅の楽しみ方を体験してほしい」と、コウ氏は話す。
本企画は、Airbnb Kitchens of Asiaという新たな取り組みの一環で、アジアの4名の有名シェフ、マニッシュ・メイロトラ（インド）、トニー・ユ（韓国）、イアン・キティチャイ（タイ）、そしてコウ・ケンテツ（日本）らが各国で「旅行中の料理」をテーマとし、レシピをシェアし合うというもの。「アジア太平洋地域における旅行に関する意識調査」によると、アジア圏のインド、中国、タイ、韓国では、「旅行中も宿で料理をしたい」という答えが約半数を占めており、旅先で料理をするというニーズの高さがうかがえる。また、アジア太平洋地域のAirbnbのリスティングの80%がキッチン付き。これらを受けて、Airbnbは旅先での料理を通じて、仲間との時間や、現地のローカルな魅力を感じることができる新しい旅を提案する。
国内外を旅しながら各国の家庭の味を追及しているコウ氏。食を通じてその土地の文化を知るためにどうしているのか。「私は、海外へ行ったら、必ず一番大きな市場を訪ねます。この食材を何の料理に使うのか、など地元の方々に話しかけます。仲良くなった方の家で作り方を実際に見せてもらって、ローカルな料理を学ぶこともありますよ」そう語りながら、コウ氏は、しらすや鎌倉野菜など鎌倉の食材を使い、3品を次々と完成させた。
「今回は、海、山、親子で作れるレシピという3つのカテゴリに絞り、家族とのひと時はもちろん、パートナーや友達と一緒にわいわい作れるようなレシピを3パターン作りました。その場に行かないと出会えない食材も沢山あります。地産地消という言葉もありますが、旅先で地元の素材を使って、料理を作るということはとても大切。旅の中で、自分が今、世界のどこにいて、どんな季節の中にいるのかは、肌感覚だけでなく、その土地の食を体験して感じきることができることではないでしょうか。」
今回開発した3つのレシピ
白身魚と鎌倉野菜のソテー マッシュルームソース ゆず風味
皮目をカリッと香ばしく焼いた白身魚に、濃厚なマッシュルームのクリームソースが良く合います。さわやかなゆずの香りをきかせることで、上品な味わいに仕上げます。
鎌倉野菜の味噌ビーフシチュー
季節の野菜をたっぷり使った手軽にできるシチュー。ごぼうの香りが美味しさの決め手です。みそを加えることでコクが出て、七味唐辛子の辛味がアクセントになります。
しらすのひと口ポテトコロッケ
鎌倉のしらすを使ったうまみたっぷりのコロッケ。香りのよいあさつきと隠し味にしょうゆを加えるのがおいしさの決め手。じゃがいもをつぶしたり成形したり、子どもと一緒に楽しく作れるメニューです。
さらに、本イベントでは、神奈川県逗子市在住、料理上手なAirbnbホストの中村佐和子さんによる海の旅をテーマにしたレシピ「秋刀魚の押し寿司」も披露された。「Airbnbをはじめたのは、2年半ほど前。料理に興味をもってくれるゲストが泊まる際は、和食のレッスンや手巻き寿司など、家族みんなで楽しみながらゲストと一緒に料理を楽しんでいます」
今回公開されたレシピは、どれも30分以内で調理できるものばかり。旅を「料理」という今までとは違う視点で楽しむことで、さらにローカルの風習や文化を知ることができる一歩になるはず。宿泊先のAirbnbのお部屋のキッチンで、または、旅行から自宅に戻ってから、ローカルの味を再現してみてはいかがでしょうか。