今年も残すところあと2か月。
すっかり秋の空気に入れ替わり、季節の変わり目を感じますが、いかがおすごしでしょうか？
さて、依然として続くコロナ禍ですが、米や麺類などの保存食の購買が継続的に増える中、調味料の売り上げが急増しているのはご存知でしょうか？
さらに、調味料の中で1人あたり購入点数が継続的に伸びているのは、なんと香辛料！はたして、どんな香辛料の需要が高まっているのか？ またどんな方が購入しているのか…？
今回は家計簿アプリ「レシーカ」全国5万人の利用者データをもとに、「香辛料の購入状況」について調査してみました！

まず、2020年3月～8月における、スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどで購入可能な食材や調味料における前年同月比の購入者数と、一人あたり購入点数の前年同月比を調査してみました。購入者数では、乾麺や野菜缶詰など保存食品のほか、「味噌」、「つゆ」、「ソース」などの調味料がランキング上位に出現する中、緊急事態宣言下にあった5月から「香辛料」の購入者数が昨年と比較して伸びていることがわかりました。加えて3月から「香辛料」の一人あたり購入点数も高まっており、7月以降も様々な香辛料を購入する方が増えているようです。

コロナ禍における外出自粛で買い出しの回数が制限される中で、保存が効く缶詰や乾麺の需要が高まる一方で、おうち時間での自炊の増加に伴い、味噌やソースなどの「調味料」の購入から、スパイシーな「香辛料」にも注目が高まっていったようです。

購入UU数・一人当たり購入点数

夏はスパイシーな味付けが
食べたくなるシカ

次に、「香辛料」における各食品の2020年8月の購入数のランキング（前年同月比）を調査しました。その結果、2位「豆板醤」と3位「レモン」に大差をつけて、「カレールー」が前年同月比ランキングにおいて1位という結果になりました。また5位には「カレーパウダー」もランクインする結果となりました。さらに「カレールー」の1,000人あたり購入点数を分析したところ、コロナ禍による自粛の始まった3月以降から大幅に増加し、さらに7，8月でも高い数値を維持しています。

外出自粛で高まった「香辛料」需要の中でも、手軽でなじみ深いカレーが高い人気を誇っていたようです。おうち時間が増えることにより、簡便料理の代表格「レトルトカレー」だけでなく、ある程度の手間暇かけた調理をする機会が増えていたのかもしれません。また例年でも「夏バテで食欲が…」という方にも重宝されるカレーは、おうち料理の機会が増える中で、昨年と比較してもより“夏の風物詩”として楽しまれた方が多かったようです。

購入UU数・一人当たり購入点数

去年よりもカレーをたくさん食べたイカ

最後に8月の「カレールー」の購入点数ランキングについて性年代別に調査してみました。その結果、1位は「女性40代」次いで、2位に「女性30代」、3位に「女性50代」という結果になりました。一方で、昨年8月から今年8月にかけての購入点数の変化（伸長率）を調査したところ、「男性30代」についで「男性40代」の購入が増加していることがわかりました。

8月では、購入点数では女性、伸長率では男性が上位にくる結果となりました。「男性30～40代」は昨年より「カレールー」の購入点数が大幅にアップしていることから、おうち時間で料理をする方が多くなった影響で、キッチンに立つ男性がさらに増えたのかもしれません。

一人当たり購入点数

フダンリョウリシテナクテモ、
カレーハツクレル・・・

自宅でできるカレーのアレンジレシピも盛りだくさん！

大人も子供も大好きなカレー。簡単で保存もできるので、おうち時間にぴったりですね。
暮らしにスタでは、カレーのアレンジレシピや絶品レシピが紹介されています。ぜひご確認ください。
https://kurashinista.jp/feature/detail/1245
https://kurashinista.jp/feature/detail/1473