プロジェクトの商品

五島の未利用魚を使った地魚100%のハムが完成
「五島のフィッシュハム」

2019.11.13 UP
五島が抱える未利用魚問題の
解決にチャレンジ

サイズが不揃い、魚種がマイナー、一定のロットに満たないなどの理由で価値がつかず、捨てられてしまう魚を、未利用魚あるいは低利用魚といいます。五島は日本屈指の優れた漁場ですが、離島のため距離やコストがかかるといった輸送課題があり、すべての魚が広く流通しているわけではありません。美味しく食べられる魚でも、価値がつかず儲からないという理由で未利用魚になってしまうこともあるんです。

今回のプロジェクトでは、五島の未利用魚を使った商品開発に挑みました。6900万人超のT会員から選ばれた、‟とびきり魚介好きで食にこだわりのある”12名が消費者代表として参加し、現地の漁師や水産加工業者、流通、シェフといっしょに商品のアイディアを出し合いました。

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五島のフィッシュハム
定置網でとれる五島の地魚100%を使ったフィッシュハムを黒こしょうやハーブ、塩レモンで風味豊かに仕上げました。オリーブ油でさっと焼いて、プレミアムなビールのおともにどうぞ。
さっと焼いておいしい五島のフィッシュハムブラックペッパー味プレミアムなビールにもぴったり!
五島の地魚100%で新食感と
ビールに合う美味しさを実現!

そうしてできあったのが「五島のフィッシュハム」。つくってくれたのは、五島の老舗かまぼこ店「浜口水産」の濱口さんです。未利用魚のブダイをメインにシイラ、アゴを加えてぷりっとしたハムの食感を出しています。ここにブラックペッパーやハーブ、塩レモンをプラスしました。

濱口貴幸さん

魚のハムというと、同じ水産加工品であるさつま揚げやかまぼこを連想すると思いますが、テイストはまったく異なります。例えるならば、厚めにスライスしたボローニャソーセージのような味わい。味の方向性を決めるにあたり、ワンランク上のプレミアムビールやクラフトビールに合わせたい! となったときから、洋風感はキーワードでした。ブラックペッパーやハーブを効かせているのもそのためで、袋から出してオリーブ油でさっと焼くだけで、ビールと相性抜群な一品に仕上がります。

こだわりポイント1
でんぷん不使用で
これまでにない新食感
つなぎのでんぷんを使わず、さつま揚げともかまぼことも違うこれまでにない新食感を実現しました。
こだわりポイント2
添加物、化学調味料、砂糖無添加
発色剤や保存料はもちろん、化学調味料、砂糖も無添加。低脂肪、低糖質、低カロリー(1個あたり61kcal!)、そして高タンパクです。
こだわりポイント3
原材料はほぼ五島産
原材料は図のとおり。そのうち白ワインと香辛料、ハーブが外国産です。国産の材料はほぼ五島産で、卵と塩レモンのレモンだけが島外産。というのも、浜口水産では毎年島のレモンで自家製塩レモンをつくっているのですが、もともと商品開発用につくっていたわけではないので、商品サンプルをつくっている途中で塩レモンがなくなってしまったのです。そのため現在の商品には島外の国産レモンを使っていますが、本来はレモンも五島産。卵は長崎産です。魚だけでなく、にんにくも魚醤も塩までも!すべて五島産というこだわりなのです。
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五島のフィッシュハム
定置網でとれる五島の地魚100%を使ったフィッシュハムを黒こしょうやハーブ、塩レモンで風味豊かに仕上げました。オリーブ油でさっと焼いて、プレミアムなビールのおともにどうぞ。
ベーコンのようにさまざまな料理に使える!

さっと焼いてそのままビールのおつまみになるのはもちろん、ベーコンのように料理の食材として使えるのもフィッシュハムの魅力です。商品完成後のセッションでは、T会員の皆さんとフィッシュハムを使ったレシピ開発を行いました。また、森枝幹シェフも美味しいレシピを開発してくれました。その中で人気のメニューを紹介しますので、ぜひ試してみてください!

フィッシュハムカツ
小麦粉、溶き卵、パン粉の順番でハムにしっかり衣をまとわせる。180℃の油で約3分。カリッときつね色になるまで揚げる。
フィッシュハムの野菜炒め
フィッシュハムを短冊状に切りわけ、食べやすく切ったキャベツ、ニンジン、もやしと一緒に炒める。塩胡椒で味を整え、鍋肌に醤油を軽くたらす。