Tポイントが2011年より継続的におこなっている東日本大震災復興支援の取り組みのひとつとして立ち上げた、
「みんなの遊び場プロジェクト」。
このたび『南相馬 みんなの遊び場』が、
福島県南相馬市の鹿島小学校南側の一角に無事に竣工いたしました。
たくさんのあたたかいご支援をありがとうございました。
竣工式の様子はこちらから
『南相馬 みんなの遊び場』概要
■施設名称:南相馬 みんなの遊び場
■建設地:福島県南相馬市鹿島地区鹿島字広町13番 (鹿島小学校南側)
■構造:木造
■延床面積:153.34m²(約46坪)
■着工日:2015年7月10日(金)
■引渡日:2016年5月15日(日)
■オープン日:2016年5月15日(日)
■開館時間:9時00分~16時30分
■休館日:水曜日
■運営:福島県南相馬市
■運営体制:2名
■特長:南相馬の風景に浮かび上がるサーカス小屋のようなかたちをした遊び場です。一歩中に入ると力強い木造の架構が天に向かって積みあがり、力強さと穏やかさと優しさが混じった南相馬の新しいシンボルです。
支援方法と建設費用
ご支援いただきました皆さまへの御礼を兼ね、支援方法の一覧と建設費用をご報告させていただきます。
■支援方法:
<社会貢献型Tカード:ポケモンデザインのTカード>
・カード発行期間
(1)TSUTAYA店頭発行期間:2014年7月18日(金)~2014年10月31日(金)
(2)WEB発行期間:2014年11月1日(土)~2015年7月31日(金)
・カード発行手数料500円(税抜)のうち100円を寄付
・毎月お客さまに貯めていただいたTポイントの半分を寄付
<各種募金>
Tポイント募金、Yahoo!ネット募金、BOOKS FOR みんなの遊び場プロジェクト
<Tポイント・ジャパンによるコーズマーケティング施策を通じた拠出>
SNSキャンペーンマッチング寄付、Tポイントレディス ゴルフトーナメント関連キャンペーン寄付、
チャリティ商品交換キャンペーン寄付
<プロジェクトメンバーによる資材提供>
LIXIL(窓、室内建具、トイレ、洗面器、ベビーシート、ベビーキープ、水栓金具、手すり、紙巻器、電気温水器、鏡、タイル)
■寄付の流れ:「みんなの遊び場プロジェクト」が寄付金全額を建設に関する費用にあて、建設した施設を南相馬市に寄贈いたしました。
■建設費用:約4,880万円
※別途、建設資材提供やボランティアスタッフによる建築作業等において支援いただき建設しました。
建設にご協力いただいた皆さま
『南相馬 みんなの遊び場』の建設にあたり、ご協力いただきました関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。
設計者 | 伊東豊雄(株式会社伊東豊雄建築設計事務所)、柳澤潤(株式会社コンテンポラリーズ) |
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建築設計・監理 | 古林豊彦(株式会社伊東豊雄建築設計事務所)、中山智仁(株式会社コンテンポラリーズ) |
構造設計・監理 | 鈴木啓・長谷川理男(エーエスアソシエイツ一級建築士事務所) |
設備設計・監理 | 柿沼整三(有限会社ZO設計室) |
施工 | 木村一義・木村仁大・眞木徹・会田達郎・設楽浩次(株式会社シェルター) |
大工 | 後藤重泰・菅原栄一・菅聡・兼子久一・森達也(株式会社シェルター) |
基礎 | 後藤英之・生方英樹(後藤建設工業株式会社) |
設備工事 | 大場康彦(株式会社大場設備) |
電気工事 | 阿部利雄(旭電設工業株式会社) |
空調工事 | 浜島保雄(株式会社浜島電工) |
塗装工事 | 石垣勝孝(石垣塗装店) |
内装工事 | 横尾光(横尾施工) |
タイル・砂 | 後藤常男(株式会社享和) |
スチール屋根 | 佐藤正俊(有限会社ワタナベ金属工業) |
ガラス工事 | 漆山康司(株式会社竹原屋本店) |
防水工事 | 折原誠和(株式会社ピコイ) |
協賛 | 伊海剛史(アキレス株式会社)、江波隆行(株式会社エーアンドエーマテリアル)、工藤晶弘(オスモ&エーデル株式会社 東京支社)、高橋克己(オスモ&エーデル株式会社 東北支社)、剣持佳明(北三株式会社)、蔵田智良(株式会社桐井製作所)、津下庄一(大光電機株式会社)、青山正吾(チャネルオリジナル株式会社)、田中誠(日立アプライアンス株式会社)、上原孝紀(株式会社望造)、長屋孝介(マグ・イゾベール株式会社)、荒澤一枝(丸鹿セラミックス株式会社)、川口功太郎(株式会社ユニテック)、伊藤弓子・吉田多美(株式会社LIXIL)、佐々木哲也(株式会社LIXILトータルサービス)、岩上直誉(リリカラ株式会社) |
「みんなの遊び場プロジェクト」は、Tポイントが2011年より行っている東日本大震災被災地支援 「Tカード提示で被災地の子どもたちに笑顔を。」の一環として、 支援の輪を広げることを目的に2013年に立ち上げたプロジェクトです。
子どもたちを笑顔にしたい、子どもの笑顔にふれた大人たちも元気にしたい、そんなおもいでこれまで活動を続けてきました。
「Tカード提示で被災地の子どもたちに笑顔を。」を通じて、宮城県や岩手県につくってきた
児童館や遊び場は、たくさんの子どもたちや地域の方々が利用し、笑顔の生まれる場所となっています。
今回、「みんなの遊び場プロジェクト」では、福島県南相馬市に
子どもたちがポケモンと遊べるインドアパークをつくります。
パーク内には砂場も取れ入れ、子どもたちだけでなく、
大人たちも一緒になって遊ぶことのできる楽しい空間を目指しています。
今回も、南相馬市の方々とプロジェクトメンバーが話し合いながら、建設を進めていきます。
また、子どもたちが大好きなポケモンと一緒にプロジェクトに取り組むことで、
子どもたちや地域の皆さまに、より親しんで使ってもらえる場所をつくっていきます。
伊東豊雄東日本大震災後、復興活動に精力的に取り組んでおり、仮設住宅における住民の憩いの場として提案した「みんなの家」は、被災各地にこれまでに10軒が完成し、現在も数件の計画が進行中。その役割も、コミュニティの回復、子供達の遊び場、農業や漁業の再興を目指す人々の拠点などに発展しています。釜石市の復興ディレクターも務めており、より魅力ある復興とまちづくりに取り組んでいます。 |
TポイントTポイントは、子どもたちの笑顔のため、東日本大震災直後より活動を続けてきました。これまで宮城県や岩手県につくってきた3館の児童館や遊び場は、子どもたちが元気にのびのびと遊び、地域の方々のコミュニティの場として利用されています。私たちはこれからも、皆さまとともに活動を続けてまいります。 |
TSUTAYA
TSUTAYAは東日本大震災の際、避難所での生活を余儀なくされている被災者の皆さまへ文化的支援として“こころ+プロジェクト”を実施し、DVDや書籍などをお届けいたしました。 |
福島県南相馬市南相馬市は、東日本大震災と原子力発電所の事故により、子どもたちを含む多くの市民がいまだに避難を余儀なくされています。市では、今回ご支援いただく子どもの遊び場を有効に活用しながら、次代を担う子どもたちが、生き生きとした表情で安心して暮らせる環境づくりに全力で取り組んでまいります。 |
POKEMON with YOU
ポケモンは、東日本大震災で被災した地域の子どもたちに向けた支援活動「POKEMON with YOU」を行っています。 |
柳澤 潤東日本大震災以降、横浜から何か自分達で出来ることはないかと被災地に思いを馳せるも何も出来ない自分達にずっと歯がゆい思いをして参りました。今回南相馬市の復興のお手伝いの機会をいただけたことをこの上なく嬉しくかつ責任重大な任務だと思っています。一筆入魂、私たちは建築家としての能力をフルに活用し全身全霊でこのプロジェクトをサポートすることを誓います。 |
Yahoo! JAPAN
Yahoo! JAPANでは、東日本大震災発生直後から情報発信や支援活動などさまざまな取り組みを進めてまいりました。 |
LIXIL(リクシル)LIXILは震災直後の緊急支援物資提供のほか、伊東豊雄氏の計画された「みんなの家」への製品寄贈などを行ってきました。住まいに欠かせないトイレなどの設備や窓、建材を提供する総合住生活企業として、東北の一日も早い復興に向け、支援を続けています。子どもたちの笑い声が響く、素敵な遊び場が末長く地域に愛され、根づいていくよう応援してまいります。 |
2015年7月31日をもって発行を終了いたしました。
たくさんのご支援、ありがとうございました。
ポケモンデザインのTカードは、カード発行とご利用が寄付につながる初めての社会貢献型のTカードです。
これらはすべて、南相馬市のインドアパーク建設費用にあてられます。
また、ポケモンデザインのTカードでポイント引き落としによる寄付をされた方限定で、さまざまな特典もご用意しています。
Tポイント募金は皆さまがお持ちのTポイントを募金できる仕組みです。皆さまからお預かりしたTポイントは「1ポイント=1円」に換算され、南相馬市のインドアパーク建設費用に寄付されます。1ポイントから寄付いただけます。 |
Yahoo!ネット募金は、Tポイントまたはクレジットカードで募金を行えます。 |
「BOOKS FOR みんなの遊び場プロジェクト」に読み終わった本を寄付いただくと、本の買取金額全額が南相馬市のインドアパーク建設費用に寄付されます。
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提供:伊東豊雄建築設計事務所+コンテンポラリーズ
東日本大震災から3年以上が経ちましたが、被災地はまだまだ支援が必要な状況です。特に福島県は、復興の状況が見えづらく、いまだたくさんの問題を抱えています。私たちは、そこで暮らす子どもたちを少しでも応援したいと、福島県内で建設地を探しました。
福島県内の各地域の自治体、NPO団体の方々たちにお話をお伺いした結果、福島県南相馬市が候補にあがりました。南相馬市は今でも帰還困難区域、居住制限区域、避難指示解除準備区域が設定されている地域です。南相馬市との打ち合わせの中で、インドアパークが1つもなく、地域の方々からも子どもたちのための遊び場を求められていることが分かりました。また、南相馬市では、建設用地の確保や、寄贈後の運営についても引き受けていただけることから、南相馬市に建設することに決定いたしました。
2014年6月20日
伊東豊雄
東日本大震災から3年が過ぎ、原発事故による汚染や津波の恐ろしさは人々の記憶から次第に遠ざかりつつあります。しかし多くの人々が未だに仮設住宅での厳しい暮らしを余儀なくさせられています。
Tポイント・ジャパンは震災直後から、被災地の子供達への支援活動を続けてこられました。私達はこの活動に共感して「東松島こどものみんなの家」を実現し、現在福島県相馬市で子供達のための「インドアパーク」を建設中です。
今回新たに南相馬市でも子供達の2軒目の「インドアパーク」をつくることになりました。この企画には、屋外を駆け回ることが難しい子供達のために楽しく遊べる場所を提供したいという願いが込められています。
このプロジェクト実現のためにどうか皆様の温かい御支援をお願いする次第です。
私は小さい頃から鎌倉の海辺で育ちました。学校帰りに友達と遊ぶのも海岸、道草するのも海岸、雪が降れば始めに遊びに行くのも海岸、自分の子ども時代の感性を育ててくれたのは鎌倉の海の風景と海岸の砂の上で色んな遊びをしたことと言っても言い過ぎではありません。今回私たちコンテンポラリーズは縁あって南相馬市に「砂場」をテーマにしたインドアパーク(みんなの家)の設計を依頼されました。小さい頃から最も慣れ親しんできた素材である「砂場」、私にとってこれほど喜ばしい素材はありません。「砂場」には子供だけでなく大人も元気にしたり、心を穏やかにする不思議な力が宿っているように思えます。この不思議な力を秘めた砂の魔力を借りて私たちは子供からお年寄りまで誰もが気軽に立ち寄れる“まちのひろば”のような場所をつくりたいと考えています。ここを訪れることで被災された皆さんの気持ちが少し軽くなるような、そして子供たちが思いっきり楽しく遊べるようなそんな笑い声に満ちたひろばの設計に全力で取り組みたいと思います。
©2015 Pokémon.©1995-2015 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
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