2014年7月から進めてきた、福島県南相馬市での遊び場づくり。
皆さまのあたたかいご支援のおかげでついに建物は完成を迎え、5月15日に待ちに待った竣工引き渡し式をおこないました。
敷地内は市のご協力のもと青々とした芝生が敷き詰められ、サーカス小屋のような親子屋根の建物はとても美しく、見ているだけでわくわくする遊び場となりました。
また一歩中に入ると、力強い木造の架構が天に向かって積みあがっている様子に圧倒されます。木の香りがとても心地よく、思わず見上げて深呼吸したくなるようなつくりです。そして壁には子どもたちの大好きなポケモンがたくさん!一緒に楽しく遊べるしかけをいっぱいあしらいました。
式では、南相馬市の皆さんとプロジェクトメンバーが集まり、プロジェクトから南相馬市の桜井市長に建物の鍵をお渡ししました。また、遊び場のお隣にある鹿島幼稚園の子どもたちにも参加していただき、みんなで砂場に最後の砂を入れるセレモニーをおこない、遊び場の完成をお祝いしました。
子どもたちからの、「砂場で穴を掘ったり、トンネルをつくったりして、みんなでいっぱい遊びたいです!」というかわいい挨拶に、会場はあたたかい拍手で包まれました。
竣工引き渡し式の後は南相馬市主催の開所式があり、遊び場は正式オープンとなりました。
オープンと同時に、子どもたちはいっせいに砂の中に駆けおり、思い思いにお山をつくったり、太鼓橋の下にもぐってピカチュウを探したり、クライミングウォールをのぼったりと大盛況。建物は歓声と笑顔でいっぱいになりました。
設計をご担当された柳澤さん発案の「きぼうの絵馬」もみんなで書いて飾りました。
子どもたちは自分の夢を書いたり、それを見守る大人たちは地域の明るい未来を願ってメッセージを書きました。色とりどりの絵馬たちが、風にゆられてカランカランと心地よい音をたてている姿がとても素敵でした。
これまで「南相馬 みんなの遊び場」建設にあたたかいご支援をいただいたすべての皆さまに厚く感謝いたします。
また、建設にご協力いただきました関係者の皆さまに心より御礼を申し上げます。(※敬称略)
・設計者:伊東豊雄(株式会社伊東豊雄建築設計事務所)、柳澤潤(株式会社コンテンポラリーズ)
・建築設計・監理:古林豊彦(株式会社伊東豊雄建築設計事務所)、中山智仁(株式会社コンテンポラリーズ)
・構造設計・監理:鈴木啓・長谷川理男(エーエスアソシエイツ一級建築士事務所)
・設備設計・監理:柿沼整三(有限会社ZO設計室)
・施工:木村一義・木村仁大・眞木徹・会田達郎・設楽浩次(株式会社シェルター)
・大工:後藤重泰・菅原栄一・菅聡・兼子久一・森達也(株式会社シェルター)
・基礎:後藤英之・生方英樹(後藤建設工業株式会社)
・設備工事:大場康彦(株式会社大場設備)
・電気工事:阿部利雄(旭電設工業株式会社)
・空調工事:浜島保雄(株式会社浜島電工)
・塗装工事:石垣勝孝(石垣塗装店)
・内装工事:横尾光(横尾施工)
・タイル・砂:後藤常男(株式会社享和)
・スチール屋根:佐藤正俊(有限会社ワタナベ金属工業)
・ガラス工事:漆山康司(株式会社竹原屋本店)
・防水工事:折原誠和(株式会社ピコイ)
・協賛:
伊海剛史(アキレス株式会社)、江波隆行(株式会社エーアンドエーマテリアル)、工藤晶弘(オスモ&エーデル株式会社 東京支社)、高橋克己(オスモ&エーデル株式会社 東北支社)、剣持佳明(北三株式会社)、蔵田智良(株式会社桐井製作所)、津下庄一(大光電機株式会社)、青山正吾(チャネルオリジナル株式会社)、田中誠(日立アプライアンス株式会社)、上原孝紀(株式会社望造)、長屋孝介(マグ・イゾベール株式会社)、荒澤一枝(丸鹿セラミックス株式会社)、川口功太郎(株式会社ユニテック)、伊藤弓子・吉田多美(株式会社LIXIL)、佐々木哲也(株式会社LIXILトータルサービス)、岩上直誉(リリカラ株式会社)
施設の詳細はこちら
建設工事を進めている南相馬市の遊び場ですが、ついに屋根が完成し、2月18日に南相馬市の皆さんと一緒に上棟式をおこないました。当日は雲一つない快晴!青い空と建物のコントラストがとても美しく、会場となった建物内にきらきらと差し込む光が素敵でした。
今回も取り仕切ってくださったのは、地元神社の宮司さん。
式典には南相馬市副市長や建設地のお隣の鹿島幼稚園の皆さんなどたくさんの方に参加いただきました。
子どもたちの「砂でお城をつくりたい」「お山をつくりたい」という元気なあいさつで、会場は笑顔でいっぱいになりました。
ところで上棟式とは、棟上げのお祝いをするとともに今後の建物の無事と繁栄をお祈りする式典です。
大工さんが屋根に登り「エイ、エイ」という掛け声とともに槌打ちをする儀式はとても勇ましく、プロジェクト関係者による餅まきでは子どもたちは飛び跳ねて大喜び。とても晴れ晴れしい式典になりました。
また、今回の建物の特長のひとつである木組みの屋根は、外から見るとサーカス小屋のようなかわいい形ですが、中に入ると積み重なったリング状の梁がとても力強く、神社やお寺のような荘厳な雰囲気がします。まっすぐに伸びた丸太の柱もとても素敵です。この中で子どもたちがのびのびと遊ぶ光景が早く見たいですね!
引き続き、皆さまのあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。 ★Tポイント募金も受付中です。詳細はこちら
基礎工事の遅れから完成時期が延期となった南相馬市のみんなの遊び場ですが、着々と工事が進められています。12月から建物の土台の部分をつくり始め、その後外周の壁の柱と梁の工事が完了しました。雪だるま形の土台ができあがったころ、このような形の建物はとても珍しいので、「遊び場をご存じの近所の方からも、何の建物?と改めてよく聞かれます。」と南相馬市の方もお話しされていました。これに素敵な木組みの屋根が乗り、サーカス小屋のようなわくわくする遊び場になる日がとっても楽しみです!
(2015年12月21日時点)
(2016年1月8日時点)
現在南相馬市の皆さんと、遊び場完成後の施設の運営方法についても話し合いをしています。
オープン後は常時2名の職員の方が子どもたちを見守ってくださる予定です。
子どもたちがいつでも安心して楽しく遊べるように、市の皆さんも万全の準備を進めてくださっています。
引き続き、プロジェクトメンバー全員で力を合わせて完成に向け取り組んでまいりますので、皆さまのあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。
★Tポイント募金の詳細はこちら
年内の竣工を目標に進めていた遊び場づくりですが、当初の想定よりも基礎工事実施までに時間を要することが分かり、2016年4月下旬~5月の竣工へ延期させていただくことになりました。
ご支援いただいている皆さまを長らくお待たせしておりますこと、お詫びを申し上げます。引き続き、あたたかいご支援をお願いいたします。
昨年7月にスタートした「みんなの遊び場プロジェクト in南相馬」も、いよいよ着工を迎えることになり、7月10日に、南相馬市の皆さんとともに着工式を執りおこないました。
当日は梅雨とは思えないような快晴!お天気に恵まれ、風も心地よく、最高の着工式日和となりました。
事前に南相馬市の皆さんが草むしりをしてくださってきれいに整った敷地で、関係者が一同に集まり、工事の安全と、この遊び場の繁栄を祈願しました。
地鎮祭を取り仕切ってくださったのは、いつもプロジェクトの会議に出席してくださっている、地元神社の宮司さん。
改めて、このプロジェクトは地域の皆さんとともに歩み、ここまで来られたということを実感するとともに、必ず子どもたちや地域の皆さんが喜んでくれる遊び場をつくりたい!という、関係者全員のおもいを感じた着工式でした。
これからもみんなで力を合わせて、完成に向け取り組んでまいります。
この遊び場の建設のための、皆さまからのご支援を引き続きお待ちしております。
Tポイント募金では、お手持ちのTポイント1ポイントから募金していただくことができます。(詳細はこちら)
あたたかいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。
2月3日に、第三回目となる南相馬市の皆さんとのお打合せをおこなってきました。
前回のお打合せで皆さんからいただいたご意見を受けて、バージョンアップさせた模型と図面をお持ちしました。
屋根の構造を精巧に木で組んだ模型はとても美しく、「工芸品みたい!」との声も。皆さんが見入っていらっしゃるのが印象的でした。現代的なデザインの中に、日本の伝統も感じられる力強い木組みの屋根は、今から完成が楽しみです。
さらに、今回の遊び場の特長のひとつである、「ポケモンと遊べる」インテリアの案もご提案してきました。
大小の砂場をメインとした屋内には、壁や窓などいろいろな場所にポケモンのキャラクターがいて、子どもたちを優しく見守ります。また、ポケモンたちの足あとをたどって遊んだり、自分と背を比べたり、一緒に木登りをしているような体験ができる楽しい仕掛けも加えました。いずれも子どもたちがわくわくして、想像力をふくらませながら遊べることを願ってさまざまな工夫がされています。
お打合せの後、建設予定地の視察もおこないました。今回の遊び場が建設される場所は、小学校に隣接する敷地。近くに幼稚園や中学校もあり、普段から子どもたちがたくさんいる場所です。子どもたちや地域の皆さんが気軽に集って話し、笑い合える、シンボルとなるような場所になることがとても期待できます。
この遊び場の建設のための支援方法のひとつとして、引き続き『ポケモンデザインのTカード』の発行をおこなっています。カードの発行手数料の一部と、カードの利用で貯めていただいたTポイントの半分を自動的に引き落とし、寄付をさせていただくカードとなります。ピカチュウのイラストが目印のこのカードを毎日のお買い物でご提示いただくことで、自然と東北の復興支援や子どもたちの笑顔につながります。(詳細はこちらをご確認ください)
私たちプロジェクトメンバーと一緒に、引き続き、皆さまのあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。
10月21日に、第二回目となる南相馬市でのお打合せをおこなってきました。
今回も南相馬市の担当課の皆さんを始め、建設予定地近くの幼稚園の先生、児童館の指導員さん、子どもたちのお母さん方にもご参加をいただきました。
前回のお打合せでいただいたさまざまなご意見をもとに作った建物の模型とイメージスケッチをお持ちして、実際に利用される予定の皆さんのご意見を伺ってきました。
今回南相馬市に建設予定の遊び場は、「サーカスが南相馬にやってきた!」まるでそんな声が聞こえてきそうな、サーカス小屋のような形の屋根をした見た目にもわくわくするようなもの。建物の中は大小の砂場をメインに、いろんな年齢の子どもたちが安全に楽しく遊べるよう考えられています。
お打合せでは、建築家の柳澤潤さんより南相馬市の皆さんへ詳しくご説明をしていただきました。子どもたちが思いっきり砂に触れて楽しく遊べる!という遊び場のコンセプトや、天井を見上げて太陽の光を感じてほしいという思いから作られた、自然光が優しく屋内へ差し込むこだわりの屋根の構造など、たくさんの思いをこめて設計された内容をひとつひとつお話しいただきました。
柳澤さんのお話を受け、模型やイメージスケッチをご覧になった皆さんからは、「屋内で赤ちゃんが遊べる施設があまりないので、砂場の脇にハイハイして遊ばせることのできるスペースがほしい。」「砂場に橋をかけたらよいのでは?」など、たくさんのアイデアをいただくことができました。
実際に皆さんでご利用をいただくイメージを膨らませながら、子どもたちや地域のために具体的にどんな遊び場を作っていくべきか、意見交換をさせていただくとても貴重な場となりました。
どんな遊び場になるか、だんだんと形が見えてきました。次回のお打合せでは、子どもたちがこの中でポケモンと楽しく遊べるアイデアも一緒にお持ちし、ご意見をいただく予定です。
引き続き南相馬市の皆さんにもご協力をいただきながら、地域に愛される「みんなの遊び場」の完成に向け、プロジェクトを進めてまいります。
これからもあたたかいご支援をよろしくお願いいたします!
7月18日に新たにスタートした「みんなの遊び場プロジェクト」ですが、スタートするにあたって、プロジェクトメンバーで南相馬市を訪問し、第一回目となるお打合せを行いました。お打合せには、南相馬市の担当課の皆さん、建設予定地近くの幼稚園の先生方や、その幼稚園にお子様が通われているお母さん方に参加いただきました。
これまでの遊び場づくりもそうであったように、南相馬市につくるインドアパークも、地域の方々、お母さんお父さん方とプロジェクトメンバーが話し合い、いただいたご意見を取りいれながら、みんなで完成を目指していきます。
第一回目となるお打合せでは、プロジェクトのご説明とメンバーの紹介を行い、今回つくるインドアパークへのご要望、ご意見をお伺いしました。参加されたお母さんの中には、震災間もない頃に子どもたちに窮屈な思いをさせていたことを思い出され、涙ぐまれながらこのインドアパークができることを喜んでくださる方もいらっしゃり、このインドアパークの必要性や重要性をメンバーひとりひとりが改めて感じる時間でもありました。
今回つくるインドアパークには砂場を取りいれますが、どういった砂場がよいのか、子どもたちの遊び方、運用面など、さまざまな視点からのご意見をいただきました。いただいたご意見をもとに、インドアパークのイメージを具体化し、次回お打合せにて、より具体的な内容について話し合いを行う予定です。
このお打合せの前には、建設予定地近くの幼稚園を訪問し、建設するインドアパークで実際に利用していただく子どもたちに、砂場でどんな遊びがしたいか、お話もお伺いしてきました。「泥遊びがしたい!」「砂でケーキをつくりたい!」など、元気いっぱいの笑顔とともに、たくさんの声をもらいました。お話を聞いた子どもたちはみんな砂遊びが大好きで、嬉しそうに答えてくれる子どもたちばかりでした。
また、子どもたちのお母さん方からもお話をお伺いし、近くに遊びに行ける公園が少なく、インドアパークができることはとても助かる、たくさん遊びに行きたい、などの声をいただきました。南相馬市の子どもたちのために、一日でも早くインドアパークをつくり、利用してもらいたい、という想いを新たにし、また、インドアパークをつくったらきっとたくさんの子どもたちが利用してくれるだろうという実感も持つことのできた訪問でした。
まだまだプロジェクトはスタートしたばかり。これから南相馬市の皆さんと打ち合わせを重ね、完成まで少しずつですが一歩一歩、進めていきます。
Tポイントは、東日本大震災被災地支援のための取り組みを続けています。子どもたちを笑顔にしたい。子どもたちのまわりにいる大人たちも笑顔にしたい。失われてしまった地域のコミュニティの場をつくりたい。そんなおもいで、これまで宮城県南三陸町、東松島市、岩手県釜石市に児童館や子どもたちの遊び場をつくってきました。
現在も福島県相馬市に子どもたちの屋内型の遊び場づくりを進めていますが、今回新たに、福島県南相馬市に、ポケモンのさまざまな遊具や、砂場を取りいれたインドアパークをつくる取り組みをスタートしました。
「みんなの遊び場プロジェクト」としてつくる、2つ目の遊び場。Tポイント、TSUTAYA、Yahoo! JAPAN、建築家の伊東豊雄さんと柳澤潤さん、福島県南相馬市、そしてポケモンの被災地支援活動“POKEMON with YOU”とともに、この取り組みを進めていきます。
プロジェクトスタートを記念して、7月17日にはプロジェクトメンバーが一堂に会した記者会見を実施。応援サポーターとしてプロジェクトに賛同いただいた、土屋アンナさん、藤岡弘、さんも参加くださり、砂場を取りいれたインドアパークにちなんで作られた、大きな砂場のステージで、砂の気持ちよさを体感しながらの会見となりました。
伊東豊雄さん、柳澤潤さん、土屋アンナさん、藤岡弘、さんのコメントを少しずつですがご紹介いたします。
▼建築家 伊東豊雄さん
単なる支援だけでなく、建築家としてどうあるべきかを考える良い機会になる。若手建築家とともに、復興支援に向け取り組んでいきたい。
▼建築家 柳澤潤さん
これまで機会がなく被災地の復興支援にお手伝できずにおり、今回参加できることを嬉しく思っている。大人も子どもも、お年寄りの皆さんにも楽しんでいただける遊び場を作りたい。
▼土屋アンナさん
砂遊びは大人も楽しい。子どもたちには裸足になって、色々なものに手を触れることで多くのことを学んで欲しい。
▼藤岡弘、さん
知らず知らずに、子どもたちの笑顔につながっていくカードはとても素晴らしいと思う。砂は五感が刺激され、モノを作る楽しさも感じられ、子どもたちに是非体験してもらいたい。
今回の支援方法には、Tポイントとして初めてとなる社会貢献型のTカード『ポケモンデザインのTカード』の発行、ご利用による寄付が加わりました。カードの発行手数料の一部と、カードの利用で貯めていただいたポイントの半分を自動的に引き落とし、寄付をさせていただくカードです。
毎日お店でTカードを提示してお買い物をすることが、自然と東北の復興支援、子どもたちの笑顔につながる。この今までにない新しいTカードを多くの皆さまに広く知っていただき、プロジェクトメンバーとともに、東北の応援につなげていきたいと考えています。これまでもたくさんの皆さまにあたたかいご支援をいただいてまいりましたが、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
©2015 Pokémon.©1995-2015 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。