岩手県も宮城県と同じように津波で多くの児童館が流出していました。
その中で、児童館が2軒流されてしまった釜石市が様々な理由から建設に課題を抱えているというお話を聞き、釜石市に向かいました。
釜石市の役場の方々と話したところ、コミュニティが分断されているなかで、子どもたちだけでなく、子育てママの支援や広く地域のひとたちのコミュニティとなるような児童館が必要と分かり、Tポイントの考える児童館の役割とも一致しました。
そこで、沿岸部に大きな被害が出た釜石市唐丹町に児童館を建てることになりました。
建設の場は、子どもたちが集まる釜石市立唐丹中学校の敷地内。高台にある安全な場所です。
『南三陸町 みんなの児童館』と同じく、仮設住宅と同じ構造のコンテナハウスづくり。基礎工事をしっかりした上、岩手県釜石市の冬場の気候を考慮し入り口を二重にしました。
建物はコンパクトですが、機能的。
カラフルな色使いのあたたかみのある児童館になりました。
2016年3月現在も「放課後児童クラブ」の場として活用されており、
小学校1年生から6年生までの子どもたちが学年を超えて仲良く過ごしています。分からないところを教え合いながら宿題をしたり、ブロックやかるたでわいわい遊んだり、元気いっぱいの姿を見せてくれました。