子どもたちが元気いっぱい、おもいっきり遊べる屋内型の遊び場がほしいという福島県相馬市の要望に応えるためにつくった建物です。
当初は応急仮設として建設を予定していましたが、震災から3年が経とうとしている時期でもあり、本設で建設を行いました。より長く子どもたちや地域にお住まいの方々に利用していただく場の提供のためです。
建築の場所は、地域のみんなが訪れる公園内。
公園にふわりと舞い降りた「麦わら帽子」のような柔らかな形をした木の屋根を、鳥やリスなどのモチーフと一体になった樹の形をした3本の柱がささえる特徴的なデザインの建物です。
直径14mの円形の室内は木の香りがいっぱい広がり、開放的でありながら暖かな雰囲気の空間になっています。外壁は公園に訪れる人々に元気を与えるように紅白色に仕上げています。
自由に遊び回り、本を読んだり、お絵描きをしたりと、この場所が子どもたちとお母さん、お父さんたちの笑顔でいっぱいになる光景をイメージしながら、多くの方の協力を得ながらつくりあげました。
2016年3月現在、「おやこ教室」や「ヨガ教室」など、さまざまなイベントの場として活用されています。
また、イベント開催時以外も、大勢の子どもたちが遊んだり、地域のコミュニティの場として地域の皆さんに愛される施設となっています。
広い室内は子どもたちが走り回るのにぴったり。笑顔いっぱいの空間になっています。
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